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◆ 風邪と漢方薬

2019

DEC

風邪には漢方がいい!あなたはどの漢方を選びますか?

カゼの症状には漢方薬です!カゼとは、風邪症候群のこと。細菌やウイルスが口や鼻から侵入し、粘膜に感染したことで起こるさまざまな症状のことをカゼと呼びます。インフルエンザも風邪のひとつ。せきやのどの痛み、くしゃみや鼻水、吐き気や下痢、関節の痛み、熱などがありますが、みなさん心当たりがありませんか? カゼの治療の基本は、安静、保温、栄養、水分補給。一般の薬局で売られている感冒薬(風邪薬)は、つらい症状の緩和を目的とした“対症療法”が一般的です。これは西洋薬的なアプローチ。解熱鎮痛成分、抗ヒスタミン成分、鎮咳成分、去たん成分などが総合的に配合されているものなんです。でも漢方のアプローチはちょっと違います。漢方では「カゼをひいたらまずは体を温めて治癒を早める」。漢方薬はカゼを「根本から治す」薬なんです。カゼだからこの薬、という処方はせず症状や体質によって細かく使い分け、病気の根本から早く治す治療を行います。ひき始め、あるいは治りかけなど、カゼの時期を見定めその人の病気に対する抵抗力の程度(虚証・実証)。寒気があるのか?ないのか?(熱証・寒証)。ぞくぞくとした悪寒を感じる場合が「寒性の風邪」であり、悪寒を伴わない場合が「熱性の風邪」。カゼにかかってしまったら、症状や体質に合わせて漢方薬を選ぶことが重要です。わからなかったら、医師やお店の薬剤師さんに相談してください。お大事に。

◆ 婦人科疾患・更年期

2019

NOV

女性がかかえるカラダの不調に漢方薬がいい!

女性がかかえるカラダの不調に漢方がいいんです。冷え・のぼせ・生理痛など。◆ある人は、下半身は冷えてるのに顔はほてる。◆ある人は、手は温かいのに足は冷える。◆ある人は、生理前や生理の前半がつらい。◆ある人は、シミやアザができやすい。こんな症状の人たちには、桂枝茯苓丸 (けいしぶくりょうがん)が、よく効きます。

足腰の冷え・生理不順など。◆ある人は、むくみやすい。◆ある人は、貧血気味で生理不順。◆ある人は、色白で肌がひんやりしている。◆ある人は、とくに足腰が冷える。こんな症状の人たちには、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)が、よく効きます。

便秘がち・生理前の不安など。◆ある人は、ふだんから 便秘がち。◆ある人は、生理痛がひどい。◆ある人は、生理前にイライラや不安を感じることがある。◆ある人は、経血に血塊(けっかい)が混ざることがある。こんな症状の人たちには、桃核承気湯(とうかくじょうきとう)が、よく効きます。

低血圧など。◆ある人は、低血圧。。◆ある人は、倦怠感がある。。◆ある人は、めまいがある。◆ある人は、朝 起きられない。こんな症状の人たちには、四物血行散(しもつ けっこうさん)が、よく効きます。そんな女性達がかかえる悩みに漢方がいいんです。女性にはもともと、生理周期があり、女性のカラダの不調はホルモンの変動により左右されます。漢方では、基本的に陽と陰のバランスのとれた状態が健康な状態と考えています。・足りないものは補い・余剰なものは排し・冷(ひ)えていれば温めて・緩んでいれば緊張させる。常に“ココロ”と“カラダ”整えることを目的にした治療が漢方なのです。ぜひ漢方を始めてみてください。わからなかったら、医師やお店の薬剤師さんに相談してください。おすすめです!

◆ 足のつり

2019

OCT

足のつり・こむら返りに困っていませんか?

なぜ 足がつるの?なぜ?なぜ 足がつるの?「いたたたたたた」。寝ているときや運動のとき、足がつると痛いよね!どうせつるからってあきらめてない?薬剤師さんに相談してみた。「私、足がつるんです!」よくある足がつったりする原因に、筋肉疲労による「乳酸」などの老廃物の蓄積や筋肉や神経細胞の動きを調整するイオンのアンバランス化。主にカルシウム、マグネシウム、クロール、カリウム、ナトリウム、血液中にある ミネラルイオンのことで、何らかの原因で ミネラルバランスが崩れると、足のつりが起きると考えられています。その他に空調などの影響で、気温の低下によって 冷え性ぎみとなり、温度変化による筋肉の収縮があるんです。汗や尿と一緒にミネラルも排出されやすいので、気づかないうちにミネラルバランスを崩していることが多いんです。また、ミネラルは5大栄養素のひとつで、摂取、貯蔵、利用、排泄の間を均衡に維持する調節機能があります。“ミネラル”の必要量はごく微量なんだけど、その中でも生命維持に必要な栄養素は特に“カルシウム”と“マグネシウム。筋肉が働くために 重要なんです。「私、つってしまったら どうすれば?」足のつり(こむらがえり)は、筋肉が縮んだ状態ですから、まずはゆっくりとしたストレッチ。つま先をぐっと  すねに向けて引き上げて、ふくらはぎを じっくりと伸ばすこと。また、ふくらはぎを温め、血行不良を解消することも有効です。また、ミネラルを多く含む食事を心がけるのも大切です。他には、足の筋肉を鍛えるのも良いとされていますよ!あとね、「足のつり」に有効なお薬があります。足のつり・こむら返りを治す唯一の一般医薬品「芍薬甘草湯」。漢方では、足のつり・こむら返りは「血(けつ)」の不足。鎮痙・消炎作用によって急迫症状を緩和しながら、 栄養成分である「血」を増やす作用を持っています。骨格筋や平滑筋の痙攣を抑制し、急激におこる痛みを鎮めます。「へぇ〜」試してみて!わからなかったら、医師やお店の薬剤師さんに相談してください。お大事に。

◆ 女性の尿トラブル

2019

SEP

“尿トラブル”人に相談しにくく、困っていませんか?

気になる、女性の尿トラブル。こんな症状に心当たりはありませんか?頻尿:トイレが近い、トイレの回数が多いという症状。尿失禁:自分の意思とは関係なく尿が漏れてしまうことなど。尿トラブルは、女性に多く、40 歳以上の女性の3人に1人が悩まされていると言われています。また、5人に1人が膀胱炎。このテーマはなかなか難しい!人に相談がしにくく、困っていませんか?夏場は、原因となる菌が活発で女性の尿トラブルが多い時期。女性は尿道が短く細菌が膀胱に入りやすい。膀胱粘膜の抵抗力が弱いと、細菌感染になりやすい。特に膀胱炎は尿をためておく 膀胱の粘膜に炎症が起こる泌尿器科で一番多い病気なんです。その症状とは、頻尿:トイレの回数が頻繁になる。残尿感:まだおしっこが残っている気がする。排尿痛:おしっこの時 下腹部が痛い。こんな症状があったら、からだにやさしい漢方はいかがですか?とくに膀胱炎は、一度かかると再発しやすい。体質改善とケアが必要なんです。漢方なら 炎症を抑えるだけでなく、粘膜の抵抗力をつけて 根本治療。次の症状にはこんな漢方が効きます。尿が減って尿が出にくい、痛み・残尿感の症状には「猪苓湯(ちょれいとう)」。膀胱だけに炎症を起こしているとき使用する漢方。膀胱粘膜の炎症を除去し、尿の出をよくして細菌を洗い流し粘膜に抵抗力をつけていきます。クラシエやツムラからお薬が出ています。排尿時の痛み、残尿感あり、尿が濁ったり、おりもの(こしけ)などの症状がある。「竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)」。炎症による痛み、イライラしたり興奮しやすい方の膀胱炎に自律神経の興奮を鎮め、炎症を抑え、粘膜に抵抗力をつけていきます。尿意が我慢できなくなった、夜トイレに起きる方に「八味地黄丸(はちみじおうがん)」。疲れやすくて、手足が冷えやすく、おしっこが少ない又は多く、口が渇く人に使用する漢方。体を温め、体全体の機能低下をもとに戻していきます。尿トラブルには、漢方がおすすめ! わからなかったら、医師やお店の薬剤師さんに相談してください。

◆ もの忘れ

2019

AUG

オトナ世代必見!「もの忘れ」改善対策!

オトナ世代必見!「もの忘れ」改善対策。あれ?なんだっけ?中年になると起きる「もの忘れ」。実は、更年期が近づくと、よくある症状。心当たりない?対策をとれば、認知症の予防にも。『ワーキングメモリ』を知ってる?脳の作業や動作に必要な情報を一時的に記憶・処理する能力。『ワーキングメモリ』で判断や行動を指示しているため 機能低下が起きると「もの忘れ」などの原因に…。もの忘れは『ワーキングメモリ』の機能低下が一因なの。回復させるにはどうしたら?

有酸素運動:体にも脳にも効果があるこの有酸素運動。マラソンやウォーキングなどの1日20分程度の有酸素運動が有効なの。『ワーキングメモリ』の中枢である「前頭前野」や記憶を司る「海馬」は、血液の多い場所。血液量が低下すると老化が進む。だから有酸素運動。

食 事:ビタミンD、ベリー類・コーヒーは認知機能に効果。特に“ビタミンD”は、魚などによく含まれ、不足すると認知機能の低下が早まるという報告も。魚を積極的に食べたり、日光に当たったりして“ビタミンD”をしっかり補いましょう。

会 話:話すこと。孤独は脳の老化を進めるの。脳の機能を低下させないためによく話すこと。これらは「認知的蓄え」と呼ばれていて、多いほど認知症になりにくいんだって。

漢方生薬、厚生労働省が「もの忘れ改善薬」のガイドラインを策定していて、それは、「もの忘れ」を改善する生薬「オンジ」。薬の主成分は「オンジエキス」。イトヒメハギの根を使った生薬で、東洋医学で「もの忘れ」に効く有名な薬。“医薬品”で効能・効果が保証されていて薬局でもう買えるんだって。薬局で買えるお薬は?クラシエから  オンジエキス 顆粒、1日薬価 200円。小林製薬から  ワスノン、1日薬価 143円。ロートから  キオグッド 顆粒、1日薬価 180円。わからなかったら、医師やお店の薬剤師さんに相談してください。オトナ世代必見!「もの忘れ」改善対策。いいこと聞いたね! 忘れないでよ!ドキ!

◆ 漢方で美肌

2019

JUL

美肌効果のある「ヨクイニン」という漢方をご存知ですか?

漢方で美肌。キレイな肌をつくるには。細胞にたまる余分なメラニンを排出し、血行を良くし、必要な代謝酵素を補うことでキレイな肌を作ることができます。漢方でもこの考え方は同じ。身体を温め、水の流れをよくし、老廃物を捨てて、足りないものを補い、バランスを整える。肌アレを抑えて、肌のキメを整える。ヨクイニンという漢方をご存知ですか?ハトムギの種子からとれる漢方で美肌効果が確認されています。楊貴妃も使っていたといわれる漢方。体内の水の流れをコントロールして新陳代謝を上げ、いらない角質を取り除き角質層の保湿力をアップさせる。さらに肌細胞に蓄積した余分なメラニンを排出、出来てしまったシミにも効果があります。また毒素を利尿作用により排出するデトックス効果もあるため、キレイな肌づくりに効果があるんです。漢方「ヨクイニン」amazonで調べてみると、クラシエから 本草製薬から 小太郎漢方製薬から。キレイな肌のためにヨクイニン。わからなかったら、医師やお店の薬剤師さんに相談してください。ヨクイニンです。

◆ 肥満・ダイエット

2019

JUN

漢方薬なら、人それぞれの体質にあったやせ方ができる!

体質に合ったやせ方ができる! 漢方薬。それぞれの人の「体質」を大切にする漢方では、ダイエットでも体質に合ったやせ方がある。体質に合った漢方処方を紹介します!太っている人は「ためて」いる。太る理由は案外簡単なんです。「太る」とは、余分なものを体にためていること。「たまる原因」は、食べる量が多い。食べたものをうまく利用・排泄できていない。たまる原因はそのどちらかなんです。漢方では、美しい体形=健康なカラダである。いくら細身でも無理なダイエットの結果、栄養不足にあるなら、それは、やせたのではなく「やつれた」。やつれている人よく見かけますよね。余分なものをきちんと出すことで、無理なく出す漢方ダイエットがおすすめ!

こんな人はいませんか?おなかまわりが気になる人。つい食べ過ぎてしまう。運動不足で代謝が悪く、余分な脂肪がたまってしまう人。おなかは脂肪がたまりやすい場所。便秘にもなりやすい。「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」がいいみたい。クラシエから ツムラから出ています。

こんな人はいませんか?ストレスでイライラして怒りっぽい、緊張しやすい人。ストレスで食欲が増し 食べ過ぎてしまう人。ストレスホルモンが過剰になるとエネルギーの巡りを妨げたり、腸の動きが鈍くなる。代謝が滞りカラダ全体に脂肪がつきやすくなる。「大柴胡湯(だいさいことう)」がいいみたい。クラシエから ツムラから出ています。

こんな人はいませんか?運動は苦手、すぐ椅子に座りたくなる。筋肉が減少し、おしりや太ももが垂れ下がっている人。バテやすく運動不足になりがちで、少食でも太りやすい人。胃腸の働きが鈍く摂取エネルギーを生み出せない。疲れやすい。胃腸の働きを整え、摂取したエネルギーを使えるようにすることで。余分な脂肪が蓄えられないようにする。「防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)」がいいみたい。クラシエから ツムラから出ています。

こんな人はいませんか?血流が悪く 手足などの末端がむくむ人。筋肉が少なく血行が悪くなり 冷えやすい人。血液の流れを手助けする筋肉の少ない女性の場合。末端や下半身の血行が悪くなり、冷えや むくみが現れる「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」がいいみたい。クラシエから ツムラから出ています。

わからなかったら、医師やお店の薬剤師さんに相談してください。

◆ ストレス

2019

MAY

知っていますか? ストレスには漢方がいいんです!

ストレスには漢方薬がいいんです。あなたは“ストレス”を感じてますか?はい85.9% いいえ14.1% 毎日“ストレス”を感じる人の割合は?男性20代30.7% 男性30代28.7% 男性40代31.7% 男性50代25.7% 女性20代28.7% 女性30代41.1% 女性40代39.0% 女性50代32.0% 約3割以上の人が“ストレス”を感じる時代。何に“ストレス”を感じてる?男性が感じる“ストレス” 仕事のこと43.4% 人間関係38.4% 将来への不安31.5% 仕事のノルマ31.2% 人のマナー26.5% 女性が感じる“ストレス” お金の不安37.0% 人間関係38.4% 将来への不安31.5% 仕事のノルマ31.2% 人のマナー26.5% 。

“ストレス”ってなに?生体に、精神的緊張などの刺激が加わったとき、生体の示す反応(精神的緊張)。日本人約8割が、ストレスを抑制する脳内伝達物質「セロトニントランスポーター」の質が、不安を感じやすい体質「SS型」。日本人のほとんどが、心配性でストレスに弱い。

ストレスには漢方薬がいいんです。ストレスによる体の異常とは、「気」がうまく巡らないことや「血(けつ)」が不足したり過剰になること。体のバランスが乱れることが「ストレス」。漢方の特徴。症状を改善し、心身のバランスを整える。自律神経系の調節をしながら「血(けつ)」を補い、「気」「血(けつ)」をめぐらせることで、“ストレス”による身体への影響を除き、自律神経を安定させます。こんな症状、感じてない?のどのつかえ感、何か詰まっているように感じる。(「のどの異物感」 「違和感」 「つかえ感」)こんな時には漢方の「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」。「気」のめぐりを良くして、のどのつかえ感や違和感を改善する処方。

ささいなことが 気になってしまう!(小さなことが気になり落ち着かない。ちょっとしたことで興奮)そんな時には漢方の「桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)」体のバランスを整える「桂枝湯」をベースに「気」「血」のバランスを整えて、心を落ち着かせます。

神経が高ぶり 怒りやすい。(ちょっとしたことでも怒ってしまうイライラなどがある)そんな時には漢方の「抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)」自律神経系の調節をし「血」を補い、「気」「血」を巡らせる。ストレスによる身体への影響を除き、自律神経を安定。

ストレスがあり、不安。(寝つきが悪い?なかなか眠れない)そんな時には漢方の「柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」「気」を巡らせ、体にこもった熱を冷ますとともに、  心を落ち着かせる処方で脳の興奮からくる不眠を改善。

熟睡できない、すぐ目が覚める。(ぐっすり眠れない、眠りが浅い、食欲がなく、寝不足の方)そんな時には漢方の「加味帰脾湯(かみきひとう)」消化器の働きを助け、足りない「血」を増やし不眠を改善。気持ちを落ち着かせることで、精神を安定。わからなかったら、医師やお店の薬剤師さんに相談してください。お大事に。

◆ 花粉症

2019

APR

2019年 花粉飛散量は昨年の3倍!

「緊急ニュース」です。花粉シーズンがスタートしました!花粉の量は、夏場の日照時間の長さに影響されます。2018年は記録的猛暑でした。そのためスギ・ヒノキの雄花の成育がよく、花粉飛散量は全国平均で昨年の3倍近くになる可能性があります。花粉症対策どうしてますか? ご存知ですか?花粉症治療は「その症状」や「その人のタイプ」に合わせて治療することが大切。漢方も同じ。“漢方薬”による花粉症治療は、その人の「症状」や「タイプ」に合わせて薬を処方するんです。しかも“根本療法”。漢方の“花粉症”の考え方

1 症状を予防する「予防期」 2 症状を改善させる「急性期」 3 症状の根治を目指す「寛解期」 症状が強く出てからの治療だと、薬も強くなってしまうので、症状が出たらすぐに治療を始めることが大事。ここで漢方薬を使い始めると効果的なんです。症状が出てきた「急性期」に効果のある漢方は、花粉症、鼻水、せき、鼻炎に効く漢方処方。「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」鼻づまりに効く漢方処方「麻黄湯(まおうとう)」。『急性期』の漢方薬は即効性があり早く効果が出ます。鼻炎薬は長く使わず、効果が弱ければ、医師・お店の薬剤師に相談しましょう。「寛解期」に効く漢方は、アレルギー症状が発症しにくい漢方薬。花粉症になりにくい体を目指す。消化吸収を整えて、虚弱状態を改善する漢方処方「柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)」。『急性期』の症状が落ち着いてから『寛解期』の薬に変えていくのがいいでしょう。わからなかったら、医師やお店の薬剤師さんに相談してください。お大事に。

◆ インフルエンザ

2019

MAR

インフルエンザが流行っています!対策できてますか?

みなさん大丈夫?2019年、インフルエンザ報告数が警報レベルを超えた!2018年1月、厚生労働省からインフルエンザの患者数が発表されています。そこで!インフルエンザに漢方薬。“漢方薬”は科学的に実証されているの?なんて話がありましたが、最近はちょっと違います。カゼやインフルエンザに効くメカニズムの解明や治療効果のデータも積み重ねられてきています。日本臨床内科医会のインフルエンザ研究班、調査では、インフルエンザに効く漢方薬の「麻黄湯」と「抗ウイルス薬」との効果を比較。投与してから解熱までにかかる時間を調べました。すると、「麻黄湯」は「インフルエンザA型」に対してはほぼ同等、「インフルエンザB型」に対しても「抗ウイルス薬」に引けを取りませんでした。漢方処方の「麻黄湯」はインフルエンザにおいて「抗ウイルス薬」と同等の効果を確認。漢方薬のイメージが今までとはちょっと違ってきてますよね。漢方薬は、「眠くならない」「せきだけ」「鼻水だけ」といった症状にピンポイントに効くなどいま、漢方薬が注目されています。以前のカゼ薬コーナーの漢方は「葛根湯」が中心でしたが、今は処方や種類も増え、多様な剤形の漢方薬が並んでいます。注目したいのが「麻黄湯」。カゼやインフルエンザの初期で、頭痛・悪寒・発熱・鼻かぜ・鼻づまり・気管支炎・咳・喘息などの症状の改善に用いられます。体が疲れやすい、食欲不振などに効く「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」にインフルエンザを予防する作用があるというメカニズムもわかってきました。また、こんなデータもあります。高熱でインフルエンザと診断された18人(5〜35歳)に「銀翹散(ぎんぎょうさん)」を1日3回投与したところ・16人は24時間以内に37.4℃以下に。・残り1人は48時間以内、・もう1人は72時間以内に熱が下がり1週間以上ぶり返さなかった。

“漢方”では、カゼ・インフルエンザを別物とは考えず、「寒気」の有無で使う薬が異なります。熱があっても寒気がない場合は、冷まして治す「銀翹散(ぎんぎょうさん)」。

強い寒気があるなら、温めて治す「麻黄湯」特に温め系は、汗が出るまで用法 用量にしたがって飲み、汗が出たら別の漢方に切り替えるのがポイント。

わからなかったら、医師やお店の薬剤師さんに相談してください。注目です!

◆ 冷え

2019

FEB

 “冷え”を感じていませんか?漢方薬で“冷え症”を改善!

“冷え”を感じていませんか?夜、手や足が冷たくて眠れない、なんてことはない?ある調査で、約7割が“冷え”に悩んでいるというデータがあります。“冷え”とは、普通の人が“冷え”を感じない環境でも“冷え”を感じる症状。漢方では、冷房や寒暖差などで“冷え”を感じることを「実の冷え」。いつでも“冷え”を感じることを「虚の冷え」と捉えています。西洋医学では「冷え性」は治療の対象ではない。でも、「冷え性」は万病の元。漢方では症状に応じて根本療法ができるんです。漢方が定める冷えの原因は「実」と「虚」の2つ。

冷房や寒暖差などで“冷え”を感じる「実の冷え」にはタイプがあります。血液の循環障害が原因の「血瘀(けつお)タイプ」の方は「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」「クラシエ」漢方 桂枝茯苓丸料エキス顆粒 ツムラ漢方 桂枝茯苓丸料エキス顆粒A。

いつでも“冷え”を感じる「虚の冷え」にはタイプがあります。冷え・湿気が原因の「寒湿タイプ」の方は「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」「クラシエ」漢方 当帰芍薬散料エキス顆粒S ツムラ漢方 当帰芍薬散料エキス顆粒。

老化が原因の「腎虚タイプ」の方は「八味地黄丸(はちみじおうがん)」「クラシエ」漢方 八味地黄丸料エキス錠 ツムラ漢方 八味地黄丸料エキス顆粒A。

体の虚弱が原因の「気血不足タイプ」の方は「十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)」十全大補湯エキス錠クラシエ ツムラ十全大補湯 医療用。

漢方薬で“冷え症”を改善!ちょっと気になりません?わからなかったら、医師やお店の薬剤師さんに相談してください。

◆ 尿トラブル

2019

JAN

尿トラブルには漢方!あなたのタイプチェックしてみて!

尿トラブルには漢方!代表的なものに、「膀胱炎」「尿もれ」「頻尿」。漢方では、尿トラブルが起こる原因を体の内側から考え、さまざまな側面から「タイプ」を判断。

排尿のしくみ:体内の余った水分や老廃物は、腎臓でろ過されて膀胱にたまります。普段は尿道がバルブのように締まって、もれることはありません。膀胱がいっぱいになると「尿を出したい」という感覚が生じ尿道を締める筋肉がゆるみ、尿が排泄されます。膀胱炎は、大腸菌などが侵入することで起こります。特に女性が感染しやすいのは、女性の尿道が短いためと言われています。通常は、尿によって定期的に膀胱は洗い流され、細菌などはすぐに外に排出され、感染しないようになっています。しかし、冷え・ストレスなどで免疫力が低下すると、膀胱内に長時間、細菌がとどまってしまった時などに、細菌感染により炎症が起こってしまいます。膀胱に炎症が起きると、刺激が間違って排尿の合図として脳に伝わり、頻繁にトイレに行きたくなったり、残尿感などが残ります。また、炎症によって排尿のあとの痛みのほか、膀胱内の粘膜からもれた組織液が尿に混じり、尿がにごります。

ひどくなると、血尿になることも。あなたのタイプをチェック「回数が多い」「痛みがつらい」「夜 トイレで起きる」「猪苓湯(ちょれいとう」「竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)」「八味地黄丸(はちみじおうがん)」クラシエ薬品株式会社 から 株式会社ツムラ から あなたのタイプを確認して、わからなかったら、医師やお店の薬剤師さんに相談してください。

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